プロフィール
経歴
西山なおこ
ドラマ・ティーチャー
(演劇教育指導者/一般社団法人 日本演劇教育連盟認定)
宮崎県えびの市生まれ、大分県臼杵市在住、宮崎大学教育学部卒。
37年間、主に大分県内の公立小学校で学級担任として、延べ1000人以上の子どもたちの教育に携わる。
『ことばつながれ、こころつながれ』をテーマに、"演劇的な手法を教育に取り入れることで、子どもたちの元気スイッチが劇的に高まることを実感。
”人前で話すことが、とても苦手だった”自身の生い立ちが 原動力。
幼いころから感受性が強く、不器用で、緊張しがちだった反面、好きなこと・興味のあることがはっきりしていた。思い悩むことも多かったが、人の持つ凸凹のユニークさこそが乗り越える"鍵"だと気づいた。
以来30年、子どもたちとの「ゼロから創るクラス劇・音楽劇・創作ダンスづくり」に没頭。
活動を通して、教室に自分の居場所を見つけ、”大きな変容”を見せていく子どもたちを目の当たりにしてきた。
実践活動の様子は、晩成書房 機関誌『演劇と教育』に紹介されている。
家庭の応援をもらいながら、3人の子育てをする。教員時代、県内テレビ局で社会体験研修6か月(AD業務・番組内レポート発表)、海外派遣研修3年間(タイ・バンコク日本人学校教諭)を経験。
(趣味) 未知の世界を探ること。創作・演劇・体験・音楽・ダンス・読書・宇宙。
異文化交流しつつ、世界を旅する。美し過ぎるフランス・スイスにどっぷりつかりたい。(≧◇≦)
現在、公立小学校や地域の講師として、子どもたちとの演劇を使った体験型ワーク『ビタミンたいむ』他、授業・ワークショップを展開中。
日本演劇教育連盟
ドラマ・ティーチャー(演劇教育指導者)認定証
長年の表現指導活動が認められ、ドラマ・ティーチャー(演劇教育指導者)として認定をいただきました。
これからも多くの子供たちが表現を通して心を解放し、自由に楽しく成長できるように、またそれをさらに多くの子供たちに伝える指導者を育成できるように努めたいと思っています。
これまでの実績
1985年4 月~2001年3 月
1演劇クラブ(校内)指導・上演
「トムソーヤの冒険」1988年度重岡小5.6年生
「トムソーヤの冒険」1994年度野津小5.6年生
「走れメロス」1996年度野津小5.6年生
「ドラキュラ学校」1998年度南野津小5.6年生
「続ドラキュラ学校」1999年度南野津小5.6年生
2000年4月~ 2019 年 3月
2創作劇(クラス・全校)指導・上演
「野津村かくれキリシタン物語」2000年度南野津小4年生
「西遊記2001(野外劇)」2001年度西神野小全校児童・全職員
「風流伝説タイムスリップ編(野外劇)」2002年度西神野小全校児童・地域の風流保存会の指導者
「西遊記2002(野外劇)」2002年度西神野小全校児童・全職員
「闇の国のラビリンス」2004年度田野小5年生
「レッツ・パフォーマンス」2004年度田野小5年生
「おいらはダンゴムシ」2005年度田野小3,4年生
「オズの魔法使い」2006年度下南小4年生
「ピーターパン2008」2008年度下南小3年生
「西遊記2009」2009年度下南小3年生
「ピーターパン2011」2010年度下南小4年生
「ぼくらのピーターパン」2012年度海辺小3年生
「吉四六劇」「平和劇・保戸島空襲」2016年度野津小3年生
「西遊記2019」2019年度野津小5年生
1996年4 月~2019 年 3月
3音楽劇(クラス・学年・全校) 指導・発表
クラス音楽劇「ちびっこカウボーイ」(大分県音楽教育研究発表) 1996年度野津小4年生
クラス音楽劇「シンドバッドの冒険」1997年度南野津小3年生
全校音楽劇「ミクラー星人あらわる!」1998年度南野津小全校児童
音楽劇「吉四六とんち話」田野小全校児童
全校音楽劇「エルマーの冒険」田野小全校児童
全校音楽劇「ぞうれっしゃよ走れ」田野小全校児童
クラス音楽劇「吉四六とんち話」下南小3年生
全校音楽劇「ぞうれっしゃよ走れ」下南小3年生
クラス音楽劇「星の王子さま」より風になる下南小全校児童
全校音楽劇「スーホの白い馬」2010年度下南小全校児童
クラス音楽劇「ちからたろう」2011年度海辺小1年生
全校音楽劇「きみはほんとうにすてきだね」海辺小全校児童
学年音楽劇「ちからたろう」バンコク日本人学校 (1年生うち3クラス)
全校音楽劇「きみはほんとうにステキだね」野津小全校児童
全校音楽劇「スーホの白い馬」野津小全校児童
クラス音楽劇「ちからたろう」野津小1年生
1997年2 月~2022年2月
4自身の学び・体験・発表
A1コミュニケーションゲーム
◎教室に遊び心とパフォーマンスを(小川新次氏)
◎コミュニケーションゲーム(かめおかゆみこ氏)
◎「ドラマケーション」(正嘉昭氏)
◎仲間を知ろう(絹川友梨氏) 大分地域WS・インプロゲーム
A2劇遊び・表現遊び
◎劇をつくろう(かめおかゆみこ氏)大分地域WS
◎表現のある授業・小学校(福田三津夫氏)
◎「フォーカスチェンジ」(かめおかゆみこ氏)
◎「やってみよう劇遊び お話の世界で遊ぶ」(佐藤英子氏・平井まどか氏)
B3ボディワーク
◎イケダ自然体操(池田潤子氏)
◎リラクゼーション(かめおかゆみこ氏)
◎リラクゼーション(ゼン・ヒラノ氏)注意の集中・五感の記憶等肉体訓練
B4発声・ボイストレーニング
◎こえことばのレッスン(さきえつや氏)
◎朗読の中の声・ことば(冨田浩太郎氏)
◎発声(藤本聡さん) 演出家・つかこうへい劇団
◎発声(ゼン・ヒラノ氏)オープンナップエクササイズ
B5演技・演出
◎演技(横内謙介氏) ◎演技(柏木陽氏)
◎演出(宮田慶子氏) ◎演出(平田オリザ氏)
◎演技 (つかこうへい氏)大分/演劇訓練
◎演技(ゼン・ヒラノ氏) 河口湖/合宿訓練
◎演技(林佑太郎氏)臼杵市/演劇訓練
B5マイム・即興
◎マイム(小牧ゆう氏)
◎マイム(パフォーマンス集団「水と油」)
B6ダンス・舞踏
ダンス(後藤智江氏)
マイム(「コンドルズ」近藤良平氏)
ダンス(役者・ダンス教室/北島義明氏)
B7音楽
◎ミュージカル(作曲家/岡田和夫氏)
和太鼓(和太鼓集団「TAO」)
歌唱指導の授業実践・音楽専科等
B8朗読・群読
◎子どもの朗読・群読(刀禰佳夫氏)
◎朗読の中の声・ことば(俳優/冨田浩太郎氏
C9照明・音響・舞台美術
照明・音響(TAKE5)体験/大分
舞台(県民演劇「戸次道雪」)等
研究(執筆を含む)
・実践報告
「演劇と教育」2010 8+9 劇で変わる子どもたち「ベクトルがかわった」
「演劇と教育」2005 1+2 発表会・卒業式のための劇づくり「劇で駆け上がった六年生へのステップ」
「演劇と教育」2004 4 子どもたちとの「はじめの一歩」
「演劇と教育」2002 3新刊・旧刊「身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生」斎藤 孝(著)
「子どもっていいな」がんばれ美咲ちゃん
実践報告(第57回全劇研 自主シンポジウム)「総合的な学習の時間の劇づくり活動」~言葉つながれ 心つながれ
かめおかゆみこ氏ワークショップアシスタント
現在、小学校・地域・フリースクール児童対象に演劇を使った体験ワーク『ビタミンたいむ』、展開中
ここに込めた思い
ドラマ・ティーチャー(演劇教育指導者) 西山なおこ
はじめまして。
『24drama.edu』の西山なおこです。
少し長くなりますが『24drama.edu』に込めた思いをお話しいたします。
「ドラマ・ティーチャー」は、
”演劇を使った体験型ワーク”で想像力を掻き立て、その人ならではの"表現"を通して、
☆人と"優しい関係"で繋がるコミュニケーションの力
☆外に開かれた思考
☆一歩踏み出す"勇気"
などを 総合的に引き出していくファシリテーターのことです。
『演劇』の授業を担当する教師でもあります。 海外では、「演劇」という教科が多く取り入れられているのですが、日本においては、まだ少ないため、あまり知られていません。
近年、以前にも増して、「人間関係づくり」がとても苦手だ、と思っている、または、「つながれない」困りを実際抱えているなど、大きな社会問題になっています。
それを受け、全国の公立学校では、学校独自の「人間関係づくりプログラム」を始めました。取り入れ方は、様々です。また、授業では以前より多く、身体・五感も使って表現力を高めていく体験型学びを取り入れていく実践が始まっています。
例えば、演劇教育関連では、小学校の国語・音楽・体育に【物語を演じる・劇の音楽・表現リズム遊び】が追加されています。教科書を用いない「総合的な学習の時間」には、以前から『自分で考え、自分で決め、自分で選ぶ力』を伸ばすことをねらって、地域や学校の特色に応じて取り組んできています。
西山が取り入れている「演劇的アプローチ」は、直接、感情に働きかけるため、自己肯定感を育て、生きた表現力・コミュニケーション力を育てていくうえで、大変有効であることがすでに世界中で実証されています。
AIが普及する未来の社会、求められるのは、
思考と創造的な感性の”バランス力”
「思考」に偏り過ぎないで、五感や感情をもっと使う創造的な学習
「答え」を子どもたちが創っていく学習
と言われています。
そこで、
<<西山にできる4つのアプローチとは>>
ビタミンたいむ(単発・短期の体験ワーク/子ども・大人)
劇づくり活動(1のビタミンたいむ&劇づくり&発表/中~長期の取り組み)
個別サポート(小学生限定/子育て相談&体験ワーク・学習サポート)
HSP・HSC傾向による緊張・敏感さがもとで日常的な悩みを抱えておられる方・子どもたちのためのドラマセラピー(カウンセリング・ワーク・リラクゼーション)です。
最後に
大人もですが、子どもたちは、みんな幸せになってほしい。堂々と、"自分を生きぬいて"ほしい。
どんなに一人で頑張っても、完璧にはなれないし、できないことって、いっぱいあります。
私は、子どもの頃、人前で話すことがとても苦手だったから、ホントに緊張して真っ白に(≧▽≦)
だから、いっぱい失敗して笑われたりして、ダメだー、となりがちでした。恥ずかしかったし、そのことは、やっぱりいやでした。幸い、寛容な大人たちにのんびりと育てられ、"好きなこと"に夢中になってるうちに、気にならなくなりました。
苦手は、得意にしようとずっとエネルギーを注ぎ過ぎるより、隠さないで「教えて(^^」と言えた方が、ずっと上手くいくんですね。
ずいぶんかかりましたけど、それは"ユニークなよさ"でもあるし、周りと繋がっていける"鍵"なんだな、と気づきました。
子どもたちには、ワークの中で、よくそんなことを伝えています。微力ながら誰かの役に立てれば幸いです(^_^)